中標津町鳥獣被害防止計画

 道東はみどり豊かな広大な森林と、数多くの山々や河川など豊かな自然環境に恵まれ、タンチョウやエゾシカ、ヒグマなど北国らしい多様な動物の生息地となっています。

 中標津町では、人と自然と街の共生をテーマに住民生活や産業活動に被害を及ぼす鳥獣(エゾシカ)について対応の基本方針などを定めた、『中標津町鳥獣被害防止計画』を策定しました。

 第1期の鳥獣被害防止計画は、平成20年度に策定され、平成22年度までの3ヵ年の計画期間でエゾシカを対象鳥獣としていました。第2期(平成23~24年度)の計画では、銃器によるエゾシカ有害鳥獣駆除の拡充を図りました。第3期(平成25~27年度)、第4期(平成28~30年度)の計画においては、エゾシカに加え、カラスを対象鳥獣とし、中標津町鳥獣被害対策実施隊の組織化による有害鳥獣駆除の拡充を盛り込みました。

 そして第5期(令和元~3年度)の計画ではドバト・キツネ・ノイヌ・ヒグマを、第6期(令和4~6年度)ではアライグマを新たに対象鳥獣に加え、被害対策を盛り込みました。これらの鳥獣は、農林業被害と同時に、住民の生活環境に関わる被害を及ぼす鳥獣として、駆除や侵入防止対策を進めていかなければなりません。

根室管内エゾシカ対策協議会 被害防止計画

根室支庁管内エゾシカ対策連絡協議会の被害対策部会鳥獣被害防止計画は、下記のページをご覧ください。
 全道のエゾシカは、平成24年度で59万頭以上生息していると言われています。その農林業被害額は60億円を超えています。

中標津町では、有害駆除のみならずエゾシカを食肉用として有効活用することを推進しています。エゾシカ肉は低脂肪で、豊富な鉄分を含む貴重な食材として、学校給食にも試験的に導入されてました。