2.呼吸の確認、回復体位

普段どおりの呼吸があるかを確認する

 10秒以内で傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、普段どおりの呼吸をしているか判断します。

普段どおりの呼吸がない場合、あるいはその判断に自信が持てない場合やわからない場合には、心停止と判断し、直ちに胸骨圧迫を開始します。

回復体位

 反応はないが普段どおりの息をしている場合には、吐物等による窒息を防ぐため、傷病者を回復体位にします。
 
  1. 下になる腕を前に伸ばし、上になる腕を曲げ、その手の甲に顔を乗せます。
  2. 姿勢を安定させるために、上になる膝を約90度に曲げます。   

回復体位にすると、傷病者の呼吸の変化に気づきにくくなります。救急隊が到着するまでの間、慎重に観察を続けます。呼吸が普段どおりでなくなれば、心停止とみなして胸骨圧迫を開始します。

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