其の5 2014年10月

 中標津に移り住み3ヶ月がたちました。今回は、私が気に入っている「北海道方言」についてお話しします。
私の親戚や友人、また旅先で出会った人との会話の中で、地方の”方言”に触れてきました。中標津に住み始めたころは、みなさん全然なまっておらず、会話もきちんと理解できました。そのため、北海道には難しい地名はあるものの、方言は存在しないのかと思っていました。3ヶ月がたち生活にも慣れてきた最近、会話の中で「おや?」と思うことがしばしばあり、北海道の方言を耳にするようになりましたので、以下、気になった方言を紹介します。
なまら~
こちらは有名な方言ですね。(意味:とても・大変~強調する言葉)

ぼっこ~
先日「ぼっこ取って」と言われて、理解できず困りました。(意味:棒)
そのほかに「わっこ」(輪っか)などもあるようです。

内地・道東~
今ではすっかり慣れ親しんだ言葉ですが、神奈川の友人などに「道東は~」と言うと伝わりません。(意味:内地=本州、道東=北海道の東側)

なんもなんも~
「ありがとう」に対して「どういたしまして」は少し堅苦しい、こちらの方が照れ隠しのような、やさしく温かい言葉で私の好きな北海道の方言の一つです。(意味: なんでもない、お気になさらずに等)

最近、地元の人に北海道弁クイズを出してもらい挑戦してみました!
問題1 こっこ → 私の回答「にわとり」 → 答え:こども
問題2 おっちゃんこ → 私の回答「おじさんの子ども?」 → 答え:お座り
すべて不正解でした。

『ぼっこ・わっこ・こっこ・おっちゃんこ・~けぇ(行ったっけぇ)』など、北海道弁はとても響きが可愛く、温かく、和ませてくれます。「方言」を話せるというのは、帰国子女が英語と日本語が話せるというような感じで、関東人からしてみると羨ましい限りです!私もさりげなく使ってみたいのですが、まだ照れくさくて使えません。
 いつか違和感なく、さりげなく使える日がくるといいな、と思います。
中標津町地域おこし協力隊 親松 麻子(おやまつ  あさこ)
(役場経済振興課内)