其の28 2017年9月

 最近、初めてお会いする町民の方に「町の広報紙に連載している方ですよね?」とよく言われるようになりました。
 皆さんにこんなに読まれているんだなぁと思い、改めて気が引き締まる今日この頃です。
 先日、毎年行われている中標津町教育委員会主催の「親子で登ろうクテクンの滝」の下見として2回目となるクテクンの滝に行ってきました!昨年は雨が続き増水して、川の流れも速く、濁っていましたが、今回は中標津では味わったことがなかった30度を超える真夏日に行き、マイナスイオンをたっぷりと浴びてきました!クテクンベツ林道終点まで車で向かい、駐車をしてから滝の頂上までは約3キロの沢登りをします。
 自分よりもはるかに大きな岩を何度も乗り越え、武佐岳の雪解け水をたっぷり含み何メートルにも伸びた草をかき分けながら、滝を目指します。鳥の鳴き声や川のせせらぎ、泳ぐ魚の姿、クワガタにも出会い、原生の自然がそのまま残されており、中標津町の秘境とも言われています。クテクンの滝に到着すると高さ25メートルの落差に圧倒されました。滝のさらに上には、あと12本もの滝が存在するのでいつか行ってみたいと密かに思っています。
 外に出たり、机に座り事務仕事をしながら、そんな日々をすごしていますが、私自身、中標津町に移住してから丸2年が経ちます。
 最初の1年は各種イベントやこの地域ならではの食材、風景、空気で感じる季節の移り変わりなど、全てが新鮮でドキドキワクワクしながら1年が過ぎて行きました。2年目は、1年目で感じた地域の良さを広め課題を克服してきました。
 そして3年目からはさらにめまぐるしい毎日になる予感がしますが、残りの限られた時間の中で自分の将来も考えていこうと思います。
中標津町地域おこし協力隊 小池 瞳(こいけ ひとみ)