其の25 2016年12月

 先日、横浜から高校時代の友人が中標津町に遊びに来てくれました。
 じゃがいも伯爵祭り&ふれあい広場で「じゃがいも」を掘り、「なかしべつ牛乳」、「なかしべつビーフ」を青空の下でおいしくいただきました。ほかにもチーズ作り体験や温泉を楽しみ、開陽台やミルクロードでは「北海道に来た!」と実感できる景色に大感動。また、町外でも羅臼町でのクルージング、屈斜路湖や摩周湖、神の子池などの神秘的な景色、釧路湿原でのカヌー体験など、「ひがし北海道」を満喫してもらいました。
 直接土に触り自分の手でじゃがいもを掘ること、手を伸ばせば届きそうな満点の星、キレイな空気、広大な牧草地で自由にのびのびとしている牛の放牧風景、都会ではお金を払わないと出会うことができないシカ、リス、タンチョウ、クジラ、イルカと出会って友人は「リアルサファリパーク」と表現していました。友人と一緒に道東地域を巡る中で、道東の大自然、美味しい海の幸、山の幸、乳製品、そしてなによりも町民の優しさ、温かさを私自身も改めて実感し、こんなにも素敵な場所、人々に恵まれているのだと痛感させられました。
 
 以前このコラムに「最果ての女子旅 Re♡Birth(リバース=生まれ変わる)プロジェクト」について地域おこし協力隊OGの親松さんが紹介していましたが、この地域の素晴らしさを特に同じ女性に知って欲しいと思い、私も移住をしてからプロジェクトの一員として参加しています。今回の旅行が終わり、普段の生活に戻った友人は大自然に魅了され、「中標津ファンになった」「また絶対に行く!」と宣言してくれました。まさしくRe♡Birthそのものだったと実感し、この地域のファンになってくれて本当に嬉しいです。
 「ひがし北海道」には素晴らしい素材がたくさん存在します。女子はもちろん、少しでも多くの方にこの素晴らしさを伝えることも、地域おこし協力隊のお仕事のひとつだと思っています。「ひがし北海道」を知らない人に、どうやって魅力を伝えるか。日々の悩みはつきませんが、「伝えるスキル」も上げていきたいと思います。
中標津町地域おこし協力隊 小 池 瞳(こいけ ひとみ)