其の16 2016年1月

 あけましておめでとうございます。本年も、協力隊の支援などよろしくお願いします。
 さて、11月号では女子旅の活動内容をご報告しましたが、今回はもう一つの取り組みをご紹介します。
 昨年冬、北根室ランチウェイのコース内にあるモアン山をスノーシューで登り、スノーシューの楽しさを体験しました!冬の冷たい空気や澄んで遠くまで見える景色、雪で真っ白になった世界は、この極寒の地でなくては味わえないものです。そのワクワクを是非たくさんの人へ味わってもらいたい。冬の中標津町になんとか遊びに来てもらいたい。そのような思いから、今回、北海道観光振興機構から事業採択を受け、養老牛温泉での冬の体験プランを企画しました。
 ターゲットは道外のお客様ですが、「中標津空港利用」+「空港~養老牛までのタクシー利用」+「養老牛温泉宿泊」の3点の条件を満たしたお客様へ、星の観察体験や養老牛温泉周辺散策スノーシュー体験、2件のお宿の湯めぐりパスポートなどたくさんの特典を用意しました。
実は昨年も「空港利用」+「タクシー利用」+「町内宿泊」で特典を出していたのですが、町内宿泊の実績は0件…なので今回はこれでもかっ!と、多くの特典を提供し、1組でも多くの方に中標津町へ宿泊、そして体験してもらいたいと思っています。
 今回の事業では、養老牛温泉のホテル養老牛、湯宿だいいち、中標津保養所温泉や、別海町、羅臼町にも協力をいただき、その他のプランも検討しています。さらにWEBに強い(株)ホワイト・ベアーファミリー(大阪)と、(株)H.I.S.の2社の旅行会社へ旅行商品の造成をお願いし、ほかにもANAセールス(株)などたくさんの方々にご協力をしていただきました。
 私の思いはただひとつ、道東の冬を知ってもらいたい。極寒の地でもたくましく生活する人々や動物たち。マイナスの世界だからこそ見られる大自然の景色、冬しかできない遊び、2回目の冬だから伝えられることを、今回の事業を通じていらっしゃったお客様へ直接伝えていきたいと思っています。
中標津町地域おこし協力隊 親松 麻子(おやまつ あさこ)
(役場経済振興課内)