計画の背景

 計画策定の背景は、以下の5点があげられ、これらを自然環境、生産環境、社会・生活環境、交流環境の4つの側面から評価し、整備方向を検討します。

1 農業地域の優れた自然環境の保全

 本町の農業地域の防風林や標津川の清流などの自然は優れた景観を構成する要素であり町民共有の財産です。

2 農業と環境との共生

 本町の農業は国の食料供給基地の一端を担うほど発展。酪農に起因する糞尿等は土づくりにおける良質な有機肥料と同時に水質の悪化物質となる危険性を含みます。

3 農業地域における歴史・文化の再認識

 農業地域には豊かな自然のほか、歴史・文化などの資源もあり、町民共有の財産であることの再認識が必要です。

4 住み良い農業地域づくりに向けての検討

 本町の農業は基幹産業として重要だが、農家数の減少や担い手の高齢化などが進んでいます。農業地域の住み良い生活空間づくりをはじめ、過疎化防止や担い手の育成など農業地域の活性化が必要です。

5 農業のイメージ向上と交流の促進

 基幹産業のさらなる振興には、経営体質強化のほか農業のイメージ向上が必要です。
 農業とのふれあいや交流を通して町民全体が農業への理解を深めることが必要です。