Nakashibetsu Municipal folk Museum

中標津町郷土館のwebpageに属するアーカイブです。
2006年6月号

町内の野生のラン

植物の中で最も大きな群であり、全絶滅危惧植物(維管束植物)の約12%を占めるラン。

この仲間の種には養分を貯蔵する場所がないため自力では発芽できず、ラン菌との共生関係によって殖えることが知られています。

つまり、自然界において低い確率で、そして時間をかけて増殖・生育している野生のランは、人間の関わりや環境の影響等により絶滅してしまう可能性が非常に高いといえます。

町内からはこれまで、アオチドリ、オオヤマサギソウ、オニノヤガラ、キンセイラン、クモキリソウ、コケイラン、サイハイラン、タカネトンボ、トキソウ、ネジバナ、ノビネチドリ、ハクサンチドリ、ヒメミヤマウズラ、ホソバキソチドリ、ヤマサギソウの16種が確認されていますが、まだまだ未発見のものもあることと思われます。

もうそろそろ野生のランも開花を始めます。是非そっと見守ってあげたいものです。

コケイラン
ランの写真はこちらから(いきもの一覧・植物)

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