春先、山菜アドバイザーなる方から、「山菜パーティーをするから来ない?」とお誘いを受けた。道端の野菜担当としてそこそこ知識はあると思っていたが、恐るべし山菜アドバイザー、出てきた山菜は、ウド、ミツバ、フキ、セリ、タラノメ、ハマボウフウ、コゴミ、ギョウジャニンニクまでは味と姿を一致させることができた。エゾエンゴサク、オオアマドコロ、センノキは姿を知っている。ヨブスマソウ、シャク、ヤマブキショウマ、ハンゴンソウ、ツリガネニンジンは姿も味も浮かばない。ほかにもあったような気がする。よくもまぁここまで詳しく知っているものだと感心するばかりである。
さらに、、、アドバイザーの称号を持つだけあって種類もさることながら調理方法もしっかりしていて、小さく細めの姿の多くはおひたし風で十分おいしくいただいたし、大物は刻んで炒め物、葉物は天ぷらでとアドバイザーともなれば知識と調理の両輪を備えていなくてはならないようだ。
初めて聞く名前と味に皆さん話題が尽きることなく、少しは酒の力を借りつつも、山菜ばかりでこんなに盛り上がるんだと感じたのは私だけではなかったらしい。最後はリクエスト天ぷらで各々お好みをいただいた。タラノメとギョウジャニンニクはやはり大人気で完食打ち止めとなっていた。
センノキはハリギリ・ニいう大木・ノなる樹で、その若芽を食べたのだが、以前、タラノメの項でハリギリと間違って食することがあると書いたが、今回、食べられるんだ!と驚いてしまった。くせのない淡白な味でしたが、人間て何でも食べるのですね。
ウドの生食は地上に出たてほやほやの若芽?木?をそのままマヨネーズをつけていただいたが、ワタシの場合はえぐみというかアクを感じて一口でパス。うまいうまいと食べている方もいたのでそれぞれのようだ。
ぬめぬめしたのはなんだったかなぁ。ハコベのような食感はどれだっけ。と覚えきれない種類だった。でも、オイスターリーフはなかったし、タンポポもアザミもイラクサもなかったような気がする。道端の野菜もけっこう健闘してるじゃないかと、へんな対抗意識を持っても仕方がない。アドバイザーさんは当然知ってると思うので、次回への楽しみにとっておきたい。ぜひ、またお声をかけてください、お待ちしてます。
それはそうと、果実酒アドバイザーとか、ジャムアドバイザーはいないのでしょうかね。コクワにブドウにスモモにハマナス、きっとベリー類もあるはず。あー考えているだけでワクワクする。こちらもお声かけお待ちしてます。