6月末と少し前の話ですが、伝成館を含む農業試験場関係施設4棟が「国の登録有形文化財に」という新聞記事を憶えている方も多いかと思います。
これらの建造物は、昭和2年に開始された北海道第2期拓殖計画により、本格的に根釧原野を開発するための試験研究強化機関として設置されたものですが、中標津市街地発展の大きなきっかけとなったものでもあります。
この登録文化財という制度は、2年前に当町で最初に登録された上武佐の北村邸主屋(旧土田旅館)と同じもので、今回の登録により町内における国の文化財は一気に5棟に増えることになりました。
※現在自由に見学できるのは、郷土館の緑ヶ丘分館(緑ヶ丘森林公園内)だけとなっています。